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2005.04.24 00:00

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Weblogが繁栄した理由

コメント・トラックバックによって、テキストサイトよりも効率よく、横のつながりやアクセス数を求めることが可能になったのが、Weblogがここまで繁栄したきっかけだと思う。(結論)

Weblogとは

ネットという存在自体が、電車男やほりえもんのおかげなのか市民権を得てきたとされる2005年現在。個人サイトの『マスメディア化』が着実に進行しています。その『マスメディア化』に大きく貢献したものの一つとして、Blogと呼ばれるシステム(サービス)があります。

詳しい説明はリンク先を見て頂くとして、ここで定義するBlogサイトというものは、主に『トラックバックやコメント欄が用意されているもの』なおかつ『自分の意見や感想などを表明しているもの』とします。Blogのシステムを使っているニュースサイトさん等は含まれていません。

Weblogの前身〜テキストサイトとは

さて、2002年〜2003年ぐらいまでの頃は、Blogよりもテキストサイトと呼ばれるものが主流でした。名の通りテキストを主なコンテンツとしたサイトのことで、日記・小説・ネタ・レビュー系サイト等の総称です。当時最も知名度が高かったテキストサイトとして、『侍魂』が上げられますね。先行者の大ブームは知っている人も多いかと。

先行者フィーバーの頃は頭混乱してましたね。応援メール千通と同時に批判メールが百通二百通と届いて、「つまんねぇやめろ死ね」って言われ続ける。ほんとどうしていいのかわかんなくて。

侍魂管理人 健氏

管理人さん本人が語るように、とにかく大変であったということは間違い無いでしょう。今でこそ各地でこのようなことは起きているんでしょうが、当時では非常に稀なケースだったはずですからね。

その後、侍魂の劣化コピーと罵られるテキストサイト(フォント弄り系サイト)が急増しました。今は滅多に見る機会がありませんが、当時はかなり多くのサイトで行われており、一部の人からは忌み嫌われていたのです。流行が過ぎると、すぐに消えていきました。

(フォント弄りは)見た目のインパクトがあり、かつ習得・実現するのが容易であったため、あっという間に普及しました。(中略)ところが、どのサイトも元ネタは日記、加工は【侍魂系加工】だったため、閲覧者にとって出来上がるコンテンツがすべて同じに見えてしまいました。このため閲覧者は飽きてしまい、またインパクトの強さが悪目にでて「背景が黒文字でセンタリングだと、アクセスした瞬間ブラウザを閉じてしまう」という事象を引き起こしてしまいました。その外の要因も重なり合い、結果として侍魂系フォント弄りサイトは衰退したと考えられます。

テキストサイトの実態

実際にテキストサイトをやったことがある人なら分かると思うんですが、まずテキストサイトに横のつながりは存在しません。書く文章こそ全てです。文章を書くこと・読んでもらうことが目的です。当然掲示板も不要なので、馴れ合いもありません。

インターネットに「人と人とが交流する場所」という、新しい価値が見出されました。個人で情報を発信できるインターネットなど存在して当たり前となり、また個人サイトの増加により各種技術が成熟しはじめました。(中略)コンテンツを作るよりも、コンテンツを見てもらう・宣伝するほうに喜びを感じる管理人が増えてきたのです。

「大手サイトになってチヤホヤされたい」なんていう動機で始めてしまった人にとって、氷河期はあまりにも過酷です。もちろん大手になると天下無敵なのですが、弱小サイトは存在すら誰にも気づかれず、宣伝どころか横のつながりを求めることすら困難で、「俺は何のために書き続けているんだろう」と自問自答する日々が続きます。

テキストサイト界のカースト制度みたいな図

テキストサイト界のカースト制度みたいな図

せめて中堅までにはいかないと、横のつながりどころか人に読まれることすら皆無に近い。しかも弱小サイトから中堅に登る手段がほとんど存在しないので、書き手が減少するのは当たり前です。

そして2005年、時代はテキストサイトからBlogへ移行しました。

コメントとトラックバック

先ほど述べたように、テキストサイト界はアクセス数を求めるどころか読んでもらうことすら困難なわけでしたが、Blogは違います。

まずBlogには『コメント』という機能が搭載されています。記事一つ一つに備わっている小さな掲示板みたいなもんなんですが、大体のブログにはこれが備わっていますよね。この機能を使うことによって、横のつながりを比較的簡単に持つことができるというわけです。

さらにBlogの新機能、『トラックバック』登場なわけですよ。

別のウェブログへリンクを張った際に、リンク先の相手に対してリンクを張ったことを通知する仕組みのこと。(中略)トラックバックされたサイトはこの情報を元に「この記事を参照している記事一覧」を自動的に生成することができる。

友達を作ることだけでなく、効率的な宣伝すらもサポートしたBlogのシステムは、テキストサイト界のように、「弱小サイトは存在自体気づかれずに消えていく」と言った図式とは異なります。

Blog界の循環のような図

Blog界の循環のような図

このように、情報の共有を可能にしたBlogは、各企業のIT戦略にも巻き込まれ、あっという間に普及してしまいました。BlogにはFTPもHTMLの知識も要らない。キーボードで日本語を打つことができれば、誰でも簡単に自分の日記帳を持つことができるようになったのです。

…もちろん、この「気軽さ」が命取りとなって、のちに大惨事を引き起こしてしまう人が数多く居るんですけどね。その話は別の機会に。

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